ご注文の際の注意点【カーポート編】
2025.04.14
カーポートの受付時に必ずご確認ください。

このページではカーポートの見積やご注文受付時の注意点を記載します。
ポイント
□カーポートが入るスペースがありますか?
□屋根が少しでも隣地境界線や道路境界線にはみ出ませんか?
□車庫入れに支障はありませんか?
(カーポートの柱が建つ分、駐車スペースが狭くなることを考慮してください。)
□家の陽当りに影響ありませんか?
□隣家に影響はありませんか?(陽当り、落雪など)
□カーポートの周りに脚立などを建てて作業するスペースはありますか?
□車のドアの開閉に支障はありませんか?
※カーポートの前後や上部の近い距離に障害物があると、
施工スペースが確保できず組立できない場合があります。ご注意ください。
※カーポートの設置位置は着工時にお施主様立会いで決定する必要があります。
原則、着工時にお施主様不在で工事ができませんのでご注意ください。
□電柱や電柱の支線は干渉しませんか?
□柱設置部分に水道メーター、排水桝、埋設配管(水道管、排水管、ガス管)は干渉しませんか?
□玄関ドア、すべり出し窓、跳ね上げ門扉などは干渉しませんか?
(※建物や干渉物と離して設置する必要があります。)
□樹木やフェンスは干渉しませんか?
□やわらかい地盤ではありませんか?
・・・やわらかい地盤はカーポート転倒の恐れがあります。
・・・土、砕石、アスファルト、芝生、その他どのような状況?
□整地や締固めは済んでいますか?
・・・新築などでまだ整地して締め固めていない地盤は設置ができません。
□傾斜はゆるやかですか?
・・・急傾斜ですとカーポートの有効高が確保できません。
カーポートの高さをupするなど検討が必要です。
□コンクリート打設の予定はありますか?
・・・コンクリートを打設する業者様が決まっている場合、カーポート設置場所を砕石を敷き転圧した状態に
していただくと、カーポートを設置できる状態になります。
先にコンクリートを打設されますと、はつり料金が発生し、柱の基礎部分はコンクリートの色が
変わってしまいます。
※周囲のブロック積み(土留、塀など)も先に施工していただく必要があります。
□はつり工事は必要ですか?
・・・先にコンクリートや石材、アスファルトが施工されている場合は、はつり工事が必要になります。
柱の埋設部分にブロック塀の基礎コンクリートが干渉する場合もはつり工事が発生になります。
(はつり工事は有償)
飛び跳ねて沈み込むような地盤ではないか、よくお施主様にご確認をお願いいたします。

代表的なやわらかい地盤(軟弱地盤)の例として、
●転圧されていない地盤
●やわらかい砂質
●含水比の高い粘性土
などがあります。
□建築基準法や条例に遵守していますか?
・・・□カーポートの関連法規は建築基準法、消防法、民法、都市計画法、景観法、地域協定などがあります。
(法令関連リンク参照)
□現地調査時は法令まで判断することが難しく、ご注文前にお施主様にて確認していただく必要があります。
※防火・準防火地域ではカーポートの設置ができない場合があり、設置ができたとしても
建築確認申請が必須になります。充分ご注意ください。
□更地(駐車場や畑など)へカーポートを建てる場合は新築であり建築確認申請が必須になります。
□新築する建物(母屋)と合わせてカーポートを建築確認申請することも可能です。
建築するハウスメーカー様や工務店様に申請をご依頼ください。
その際申請される旨をお知らせいただければ申請に適合した見積をさせていただきます。
既に建物の新築が始まり行政の完成検査が終わっていないのに、カーポートを設置することはできません。
建築確認申請の完了検査時にひっかかってしまいます。
※外構エクステリアの工期が短い工事は、現場管理費用を見積りしている場合を除き着工前の
近隣への挨拶回りを通常行っておりません。必要な場合は事前にお施主様にてお願いいたします。
工事車両(主に2tトラック)の駐車スペースはありますか?
□あり
□なし
※2tトラックのおおよその寸法・・・全幅1695×全長4685×全高1990mm (標準キャブ、標準長さの場合)
※工事中はお客様の車をカーポート設置部分に駐車することはできません。
着工する前に移動していただく必要があります。
□可
□不可(別途料金がかかる場合があります)
□あり(別途料金)
□なし
【建ぺい率の緩和】
国交大臣が”高い開放性を有する”と認め指定する構造の建築物は、
その端から水平距離1m以内の部分の水平投影面積は、当該建築物の
建築面積に参入しない。
●外壁のない部分が連続して4m以上あること。
●柱と柱の間の間隔が2m以上あること。
●天井の高さが2.1m以上であること。
●地階を除く階数が1であること。
したがって1台用カーポートは建築面積が10平米に満たないことがほとんどです。
※サイドパネルを付けたり、天井高さが2.1m未満だと緩和条件を満たしません。
【固定資産税について】
建築基準法を管轄する役所の建築課等とは別に、税務課が管轄しています。
税金がかかるかは税務課の判断になります。
役所の税務課までお問合せください。
【雪下ろしをしてください】
カーポートに積雪した場合は早めに雪下ろしをしてください。
カーポートの耐積雪強度に積雪が達していなくても
雪の比重によっては倒壊の恐れがあります。
※積雪の他、台風や強風、竜巻、雹、地震、火災、凍上、その他自然現象や天災による
故障や傾き等は保証対象外です。ご注意ください。
車庫に屋根があるだけで
・買い物帰りに雨の日も濡れずに玄関まで
・車が汚れにくく洗車の回数も減る
・紫外線を通さず日焼け防止、鳥のフンで汚れる、霜でフロントガラスが凍るなども抑制
・時にはBBQや子供の遊び場、車いじりなど趣味のスペースに
・電気自動車の充電作業時にも便利
など様々なメリットがあります。
カーポートが普及しているのも納得できますね。
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関連法規
●更地に設置する場合・・・
新築になるため建築確認申請が必要です。
●農地(畑など)・・・
現在、農地に建物を建てる場合は農地法の4条及び5条で規制されています。
農地転用許可などが必要です。また建築確認申請が必要です。
●防火地域、準防火地域、また建ぺい率を超えた増築はできません。
またこれに該当しない場合でも10平米を超える増築は建築確認申請が必要です。
(建築基準法第6条2項)
その他ご不明点がございましたら、お気軽に株式会社ヨドハンの各営業所までお問い合わせください。
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